Mar 4, 2022

ドイツ国内デモ状況🇩🇪車内泊取材旅行2022年1月25日メモ

 



教会の前に車を停めた。教会の鐘が鳴る。ふと見ると教会のドアが開いている。中に入ってみる。いきなりカビ臭いと思った。中には5人の人が何か話しているので、ここを見て良いかどうか訊ねて、撮影しても大丈夫か確認した。中は改装しようとしている様だ。

中を撮影終えて、街の中を歩いてみた。この街も城下町で、丸く堀に囲まれている。教会の隣はお城だ。街を歩いていると、青い素敵な箱が、家に外壁に掛かっていた。中に手紙を入れている人を見て、ポストだと分かった。

夕方、18時すっかり暗くなって、ラットハウス(町役場)の前に行ってみると人が集まっていた。今回は、デモでは無い。抗議を表明する散歩だ。

私は、何人かの人に自分の本のフライヤーを渡して、いつものように写真を撮りたい事を伝えた。何人かは問題無いと言ってくれたが、一人子供のように大声で、「ナイン ナイン ナイン……」と繰り返す女性がいた。話しかける事もできない。おそらく彼女は何かの病気なのだとは思った。 その内他の人も写真は嫌だと言い出した。歩いて行きながら、いつから歩く様になったのか質問してみたけれど、何かを怖がってる様に、知らないと言う。 他にも声をかけてみた、一人の女性は他の大きな町のデモに参加した事が有るらしく、撮影も大丈夫だと言ってくれたが、私は、やめておくと言った。彼女は他にもっと撮影し易い町があると言っていた他の町の名前を幾つか教えてくれた。

私は、歩きながら遠目の全く人がわからない写真と夜の風景だけ撮った。

お城の前に着いて、抗議散歩は終わっただろうと思われた時、あの病気っぽい女性が写真を見せろと迫ったので、丁寧に見せた。集合場所に集まった直後に、これくらいの写りなら大丈夫かと他の人に確認した時の写真を、何故か関係の無い彼女が消せと言い。また、機関銃の様に大声で繰り返した。私は耳がおかしくなると思えるくらい大きく。頭がカメラに集中できないくらい、酷い物言いだった。けれど、ポケットから懐中電灯を取り出して、スイッチを確認しようとすると、彼女はカメラをもぎ取ろうとしたので、抑え込んで守った。誰も何も言わない。とりあえず一枚消して見せたら、彼女はもっとと言うので、私は「ナイン」と大きな声で言った。そこで彼女は怯んで何も言えなくなった。そして「貴方はうるさい」と大きな声で言ったら、そんな事は言われた事がないという風にボウーッと立ったまま何も言わなくなった。これが小さな町の問題点だろうなと思った。後ろ指出されるのを怖がって、声が大きい人が変だとも思えない、彼らの普通。

私は、親切にしてくれた女性に「どうもありがとうございました。さようなら」と明るく言って車に向かった。彼女も明るく返事をくれた。私の対応に満足してくれた様だった。



No comments:

Post a Comment